さる5月12日(土)北海道情緒障害教育研究会の春のセミナーが開かれました。
「想像する力と愛着の関係」と題して、聖徳大学 斉藤有氏に講演をいただきました。~読み聞かせが果たす役割~という副題は、個人的にとても魅力的でした。
いま目の前には、愛着形成が熟していないことが原因で、不安定さが現れ、対人関係や学習への集中にも影響が出ていると思われるケースが少なくなく、対処療法的な方法を試してみたり、時間をかけて呼応してくれることを待ってみたり、試行錯誤の毎日です。札幌市では「読書」を教育の重点の一つに掲げています。本校でも継続的に取り組みをすすめ、特に月に一度開催される「朝の読み聞かせ」には保護者を中心に各クラスに一人ずつボランティアが入り、子どもたちに様々な絵本を読み聞かせてくれています。一日のスタートを心静かにスタートさせることはもとより、聞く力もはぐくまれていると感じます。今回、「愛着は再形成される」そのために「読み聞かせ」はとても有効であるとの内容に現状に安心し、さらに読み聞かせを通した愛着の再形成について考えてみたいと思いました。
道情研事務局 渡邊
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